音楽好きな人には馴染みがあるかもしれない、 防音 室。 身近なところでいうと、カラオケルームも防音室ですね。 実は室内 DIY する時にも騒音・通報対策で必要になります! 今回は クローゼット の防音化をご紹介します。 防音 知識 を知ってしまえば、意外と簡単です。
同じ防音対策に悩んでいる人も結構います。
電動ノコギリの高音域の切断音、電動ドライバーのモーター音など、騒音が発生します。。。
手動のノコギリ音も室内ですると結構響きます。
工事現場でも壁を立てたり、マンションの建築現場も周りの足場の周りにも防音シートを張ってたり目に付く場面は意外とあります。
田舎暮らしなら気にしない(? )場合もありますが、残念ながら我が家マンション生活です。。。
田舎の一軒家でもなく、防音効果がある地下室でもなく、広大な敷地の別荘があるわけでなく…
と、本題から外れましたが、DIYを楽しむのに環境に依存されては楽しさ半減です。
通常は周りにも居住地があり、人通りもそれなりにあるはずです。。
そんな中、ガンガンDIYやってしまうと騒音を発生させ、近所迷惑、最悪の場合には通報されてしまう恐れがあります。
色々調べると、DIY用ではなく、楽器を演奏したり歌を歌ったりと音響関連で自作されていた防音室を部屋の中に作られている方々や防音ブースを販売されている会社もあるようです。
それならば、部屋の中にDIYが出来るように工場(こうば)を造ることにしました!
寒い日、悪天候の時の屋外での作業や、インターホンに映る通報も気にせず作業が出来るわけです!
一石二鳥以上の効果!
それでは、防音部屋の製造過程をご紹介しましょう。
防音部屋ってただの箱?
とその前に、仕組みを理解するところから。(そんなのカンケーねーという人はスキップOKです!)
『防音』と一言に言っても、電話ボックスの様な箱を作れば効果がありますが、音の大きさを考えると限界があります。
防音とは『吸音』と『遮音』が関係します。違い理解しないと効果半減です。
- 『吸音』効果:音の力を吸収して減音することが目的。
- 『遮音』効果:音を遮る(さえぎる)/反射することが目的。
『吸音』効果は、デシベル(db)が関係します。難しい計算式はここでは割愛しますが、一言でいうと音の大きさを示す値が関係します。
音のエネルギーを吸収することで、音の大きさが低減します。
音のエネルギーを吸収する効率は、物質の密度が関係します。
密度が高いと、音を吸音する効果が高くなりますので、コンクリートの壁と木の壁では音の漏れる大きさが違ってきます。
『遮音』効果は、『吸音』とは違い、音をミラーに写った光を跳ね返すことであり、音を小さくする効果はありません。遮音するだけでは反響するだけで、音は弱まりません。そのため、音を吸収する『吸音』と組み合わせて、設置することで効率的な『防音』環境を造ることができます。
以上のことから、効果的なのは、
『吸音』 +『 遮音』
を組み合わせることで効果的な防音部屋が完成します。ただ、選ぶ材料や効果を考えると組み合わせは無限となりますので、目的や効果、設置環境など考える必要があります。
と少し長くなったので、今回は座学ベースでの投稿までとし、実際の作成工程は次回!